【島根 温泉】国民宿舎さんべ荘の源泉掛け流し露天風呂とジビエ料理が最高でした!

国民宿舎さんべ荘宿泊記

※この記事はプロモーションを含みます

ジビエ イノシシのぼたん鍋
日本海の新鮮なお造り
島根の地酒のみくらべ
温泉は日毎に男女入れ替わりで
露天風呂
露天風呂(出典:公式サイト)
露天風呂(出典:公式サイト)
国民宿舎さんべ荘

2022年12月30日、急に温泉に行きたくなって島根県大田市にある「国民宿舎さんべ荘」に行ってきました。

「国民宿舎」という響きからは想像できない清潔な館内でジビエ料理を頂き、アトラクションのような源泉かけ流し露天風呂につかって一人あたり¥12,800と信じられないコスパの良さでしたので本ブログでご紹介します!

場所は島根県太田市 三瓶山のふもと

位置は島根県太田市の三瓶山のふもとで、出雲大社までは車で1時間ほどの距離になります。

国民宿舎とは

国民宿舎(こくみんしゅくしゃ)とは、自然公園や国民保養温泉地等の自然環境に優れた休養地に建てられた宿泊施設ないし休憩施設である。

日本国民の健全なレクリエーションと健康の増進を図り、国民の誰もが低廉でしかも快適に利用出来ることを目的として1956(昭和31)年に制度化された。

Wikipediaより引用

国民宿舎はもともとは年金などをつかって運営されていたようですが、現在は年金による運営は終わっているようです。

ただ、基本的には利益追求ではなく国民が安価に快適に過ごすことのできる施設という使命があるようです。

今回の宿泊がイノシシ会席に源泉掛け流しの露天風呂、朝食を楽しんでも比較的安価に済んでいるのは、そのあたりに理由があるのかもしれませんね。

羽生善治さんをはじめ、有名棋士が対戦した宿

エントランスは上の写真のような感じで、私が到着した16時頃には次々と宿泊客らしき人々がチェックインしていました。

チェックインの時に夕食の時間帯を聞かれます。17:30, 18:00, 18:30 から夕食開始時間が選択できますが、晩御飯の前にお風呂に入りたかったので一番遅い18:30でお願いしました。

ここ「国民宿舎さんべ荘」は過去に3度、王将戦の対戦が行われた場所で、その関係のオブジェも飾られていました。

羽生善治さんや森内俊之さん久保利明さんの他、2018年には藤井聡太さんもここで対戦する予定だったのですが、4連勝したことで、さんべ荘で対戦する前に終わってしまい幻となりました(対戦はありませんでしたが、その後藤井さんはさんべ荘を訪れたようです)。

満点の星空を楽しめる、まるでアトラクションのような温泉天国

露天風呂はまるでアトラクションのような楽しさ!

国民宿舎さんべ荘の露天風呂
出典:公式サイト
出典:公式サイト
出典:公式サイト
出典:公式サイト

内湯のほか、露天風呂として様々な種類のつぼ湯があり、色々入って楽しむことができます。「これで終わりかな?」と思ったらもっと奥にも別の露天風呂がありますので、うっかり入り忘れないように気をつけてください。

せっかくなので全てのつぼ湯を楽しみましょう(浴場の写真は撮れないので公式サイトからお借りしました)。

さんべ荘がある三瓶山周辺は「環境省平成24年度全国星空継続観測」において、夜空の暗さ日本1位に認定されています。

夜空が暗いということは星が沢山見えるということで、さんべは星空が綺麗なことでも有名。晴れていれば満点の星空の下で露天風呂を楽しむことができるんです。

私が行った日は残念ながら曇りでしたが、以前さんべに行った時に見た星空の凄さは未だに忘れません。

普段見ている星空とは全くの別物で、夜空ってこんなに沢山の星があったのかと驚いたのを覚えています。

大浴場は毎日男女が入れ替わり

温泉は毎日男女が入れ替わります。それぞれのお風呂で露天風呂の演出が異なっていますので、夜と翌日の朝の2回入るのがおすすめですよ。

イノシシ肉のぼたん鍋コースと島根の地酒で大満足

さて、露天風呂でしっかりと温まったらさっそく晩御飯です。今回は予約時にジビエ料理のコースを予約していましたので、席に通されるとそこにはイノシシ肉がどっさりと入った鍋が待ち構えていました(ビールは別途注文しました)。

このたっぷりとしたイノシシ肉を見てください。脂も乗って美味しそうです。食事開始すると同時に宿の方が火を付けてくれますので暫く待ち。その間に他の料理をいただきます。

食事会場は上の写真のような感じです。国民宿舎だけあって食堂っぽさがありますが、スタッフの方々にはテキパキと配膳して頂き、お酒の注文にもすぐに駆けつけてくだいました。

こちらはお造りです。島根県は海の幸が豊富なところで、海と山が近いのが特徴です。

ここ、さんべ荘も地理的には山の中なのですが、浜田港から車で1時間30分ほどと海からもそんなに離れておらず、美味しい魚を頂けます。

頂いたお刺身も甘味がありましたし、ワサビもちゃんと香りがあって美味しかったですよ。

こちらは「牡蠣の黄身酢かけ」です。牡蠣がプリッとしてて美味しかったし、一緒にあったカブも香りが立って、こちらも美味しかったです。

さて、そうこうしているうちにイノシシのぼたん鍋が出来上がりました。

火の通ったイノシシ肉はもうプリンプリンで、噛みしめるほどに味がでてきて美味しかったです! しかも臭みは全く無く、純粋に肉の旨味を味わえました。

蛇足ですが、私が子供の頃に父親の知り合いがイノシシを車でひいてしまい、その肉を分けてもらったことがあります。

当然、血抜きなども全くしていない肉なので独特の臭みが強く、そのまま食べるのは困難だったためカレーライスにして食べていた記憶があります。一週間ぐらいカレーを食べ続けました (笑

今回、さんべ荘でいただいたイノシシ肉のぼたん鍋は、あの時感じた臭みが全くありませんでした。

きっとプロの猟師さんが美味しく食べられるようにきちんと処理してくださっているのでしょう。

さて、こんな料理を楽しむために島根の地酒を注文しましたよ。写真は「島根の地酒飲み比べBコース」。

AコースとBコースの2種類があり、それぞれに銘柄が異なります。

金額はいずれも¥2,700。島根のお酒は辛口のお酒が多く、肉料理とよく合います。なので今回のぼたん鍋にはぴったりでした!

これであとはシメのご飯で終わりかなと思った所で天麩羅と蕎麦が! どんだけ豪華なんだ、これで宿泊費入れて¥12,800で利益でるのかと、関係ないのに心配になります。

お蕎麦は地元で「さんべ蕎麦」と言われているもので、朝夕冷え込みの激しい三瓶高原の気候を活かして育てた蕎麦の実を宿のスタッフさんが手打ちしておられるそうで、蕎麦の香り強い分、天麩羅との相性も抜群で大変美味しかったです。

お蕎麦の後はごはんとハマグリのお吸い物に香の物、そしてデザートがでてきました。ほんとに豪華で大満足な夕食でした。

こちらが本日のお品書きです。

清潔な館内とベッドルーム

どうも「国民宿舎」という響きに影響されてるのか、通路とかも古めかしくてホコリなど落ちているのではないか… と勝手に思っていたのですが、全くそんなことはなく清掃の行き届いた通路はデザインも上品でした。勝手に想像してごめんなさい(-_-;)

今回、私が予約したお部屋は「Aタイプ和洋室ツイン(8畳)」です。他に完全な洋室もあるのですが、和洋室のほうは床が畳で座ってゆっくりできましたし、結果として正解でした。

そしてお部屋には旅館によくあるウェルカム和菓子と緑茶が。置いてあったのはさんべの「そばまんじゅう」。

このそばまんじゅうは、先程晩御飯で頂いた蕎麦と同じ、さんべで育った蕎麦の実をつかって作られているそうで、蕎麦の香りがフワッと香って美味しかったです。

朝食の湯豆腐が身体に染み渡る

国民宿舎さんべ荘の朝食

朝食は湯豆腐や大根の煮物、鮭やウインナーに卵焼きなどなど。

これらはテーブルに置いてあって、ご飯・味噌汁・サラダ・ジュースなどを好みでとって席に付きます。

どれも優しい味で、昨晩お酒を頂いた身体に、優しい味の湯豆腐と煮物が染みわたりました。とっても美味しかったです。

まとめ

国民宿舎さんべ荘の宿泊記をここまでご覧いただきありがとうございます。

イノシシ肉のぼたん鍋や島根の地酒、さんべ蕎麦を中心とした美味しい料理や、夜空を眺めながら入る露天風呂など、支払った金額を遥かに超える満足感を味わえました。

一応、注意点も書き残しておきますと、

  1. 山の中なので行くには車が必須。車でも雪が積もっている時は行くのが大変。
  2. 島根の冬は曇りが非常に多い。「満点の星空」のもとで露天風呂に入りたければ4月〜11月がおすすめ。
  3. 出雲大社までは車で1時間ぐらいかかる(ただ、近くに物部神社という皇室ゆかりの神社がありそちらもおすすめ)。

といったところです。

私的には島根で変わった温泉を探している人、コスパの良い宿でジビエ料理と日本酒を味わいたい方にはぜひともお薦めしたい宿でした!

国民宿舎さんべ荘
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