2023年1月、大分県の別府市にある「アマネク 別府ゆらり」に宿泊しました。
その際に晩御飯を「食道楽とさか」というお店で食べたのですが、とても美味しい上に大分の名物をこのお店だけで味わい尽くせる、旅行先の食事どころとしても嬉しいお店だったのでご紹介します。
まずは別府の街なみをご紹介
別府の街なみは古き良き温泉街の風情を残しながら、「アマネク別府ゆらり」のような新しいチャレンジも始まっている街という感じがしました。
晩御飯を頂くのは「食道楽とさか」
ネットで調べて予約したお店なのですが、とても美味しいお店でした。店構えも新しく、最近できたお店なのかなって感じです。
店内の雰囲気
隣の席を撮影させてもらいました。店内の雰囲気はこんな感じです。
居酒屋さんなので高級というわけではないですが、半個室に仕切ってあって色使いがシックな落ち着いた雰囲気のお店です。
お通しで軽く日本酒をあおる
写真は2人前のお通しです。ゴボウにひじきにカブですね。どれもサッパリしてて美味しかったです。
ビールはホテルのラウンジ飲み放題で飲んできたので、ここでは最初から日本酒です。つきだしが日本酒にあうタイプのもので良かったです。
日本酒は1合か「もっきり」で
日本酒は大分の地酒を中心に色々選べます。そして注文の仕方は1合または「もっきり」です。
もっきりとは、枡の中にコップを置いて、お酒がコップから溢れて枡にあるていど溜める注ぎ方です。1合は結構多いので、もっきりで大分の地酒を2〜3種類飲むのがおすすめですよ。
はじめての人には看板メニュー「とさか盛り」で色々楽しむのがおすすめ
メニューを見てて初めに目に飛び込んできたのがこちらの「とさか盛り」。すぐ近くに別府湾がある別府市ならではの新鮮なお刺し身です。
色々な種類のお刺し身が楽しめるので、初めての方はこちらがおすすめです。大分名物「関アジ」など新鮮なお刺し身だけでなく「りゅうきゅう」や「冠地鶏のタタキ」のような別府の名物も楽しめますよ。
別府名物「りゅうきゅう」
「りゅうきゅう」は大分県で食べられる郷土料理で、ブリやアジ・サバなどの刺し身を醤油、酒、みりん、ごま、しょうがでつくるタレと和えて頂きます。
大分県なのに沖縄の昔の名称である「りゅうきゅう」というのが不思議だったのですが、大分の漁師さんが沖縄に言った時に教えてもらったという説や、利休和え(りきゅうあえ)から来ているという意味など諸説あるようです。
魚の旨味と味噌のタレの味がマッチして美味しかったですし地酒との相性もバッチリ。
新鮮な生牡蠣で酒がすすむ
牡蠣は最初に見た時「ちょっと小さい…?」と思ったのですが、ここ大分県では生まれて1年未満の臭み・雑味の無い牡蠣を「大入島オイスター」というブランドで売り出しているのだとか。
実際に食べた味は、濃厚でクリーミーでありながら臭みが全く無く、ツルッと食べてしまいました。
続けざまに地酒を。相棒は生搾りみかんサワー
この日は残念ながら「智慧美人」がありませんでしたが、「花笑み 特別純米」がありましたのでさっそく頂きました。
「花笑み」は初めて飲んだんですが、地元大分 佐伯のお酒で、味の方は華やかさを感じさせつつもサッパリとした飲みやすいお酒でした。
相棒は生搾りみかんサワーを飲んでました。みかんといえば愛媛が思い浮かびますが、実は大分もみかんの名産地。生産量は全国3位なのです。
というわけで「みかん酒」もこのとおり。乗っかってるみかんがインパクト大ですが、こちらもサッパリして美味しいです。
サラダは豚のタンを使った「タンサラダ」
サラダは豚のタンを使った「タンサラダ」を頂きました。豚のタンが乗っている上に、ドレッシングも濃い目の味付けなので、このサラダでお酒が飲めますよ。
別府と言えばやっぱり「とり天」!
いやーコレは特に美味しかった! 別府と言えばとり天ですが、こちらは自家製の塩麹をつかったとり天です。
かぶりつくと熱々の鶏肉で、塩麹の塩味もあいまって最高に美味しかったです。
別府のとり天が有名なわけ
別府でとり天が有名なのは、かつて別府に合ったレストランで唐揚げを出していたのですが、当時の唐揚げは骨付きで女性が食べにくいだろうと考え、女性のためのメニューとして、骨のないモモ肉を食べやすい大きさに切って天麩羅の衣でカラッと揚げて出したのが始まりだとか。
てっきり鶏を沢山育ててるのかなと思ってましたが、実は女性への気遣いから、別府でとり天がはじめて作られたからなんですね。
冠地鶏 肝のタタキ風
とろとろの地鶏串
このへんで大分お腹いっぱいになりましたが、メニューに見えてた「地鶏串」がどうしても食べたくてもう一品。
さっぱりとした「花笑み(2杯め)」との相性もよく、本当に美味しかったです!
また、今回宿泊したホテル「アマネク別府ゆらり」のほうは以下の記事でご紹介していますので気になる方はどうぞ。