2023年1月、大分県別府市にある別府温泉に行き「アマネク別府ゆらり」に宿泊してきました。おしゃれなデザインや、ビールやワインを始めとしたアルコール飲み放題など本当に楽しいひとときを過ごさせてもらいました。
別府温泉と言うと旅館を思い浮かべる人が多いかと思いますが、温泉街であってもオシャレなデザイナーズホテルに泊まりたい、その上で温泉も楽しみたい、という人も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するアマネク別府ゆらりは、まさにそんな人のためのホテルです。
アマネク別府ゆらり 概要
「アマネク別府ゆらり」は大分県別府市にあるリゾートホテルです。すぐ近くに同じ系列の「アマネク INN 別府」もありますが、今回ご紹介するのは「アマネク別府ゆらり」の方なので間違えないように注意してくださいね。
楽天トラベル ブロンズアワード 2022 受賞ホテル
「楽天トラベルアワード」は、全国の「楽天トラベル」登録宿泊施設を対象に、過去 1 年間で顕著な実績をあげ、
高い評価を得た宿泊施設をゴールド、シルバー、ブロンズの順に表彰する制度です。
アマネク別府ゆらりは、この楽天トラベル ブロンズアワード2022を受賞。宿泊客の満足度の高さが評価されています。
コンクリート打ちっぱなしの外観
アマネク別府ゆらりの設計・デザインを担当したのは再生建築研究所という東京に本社を構える建築会社です。
再生建築研究所は東京や北海道、別府など10箇所以上のホテル等の設計・デザインを行ってきた実績ある会社。
同社が「地域再生の起点になるようなホテルを作りたい」という地元の要望を受けて、総力を結集して設計したのがリゾートホテルとしての「アマネク別府ゆらり」と、ビジネスホテルの「アマネクイン別府」なのです。
「アマネク別府ゆらり」の良かったところ
それでは、あまねく別府ゆらりに実際に宿泊して良かった点を一つづつご紹介します。
旅が盛り上がる超絶おしゃれなダイニング
まず目に飛び込んでくるのは、なんと言ってもエントランスからダイニングにかけてのオシャレで美しいデザインです。
天井は木材を複雑に組み上げたデザインでアマネク別府ゆらりを象徴する空間になっており、ずっと見ていたくなるほどキラキラしておしゃれな空間でした。
周りを見回すとファミリーのほか、カップルや夫婦と思われる人々や女性2人組など、色々な旅行者がいましたが、全体的に20代〜40代ぐらいの、やや若めの年齢層が中心でした。外国人旅行者も多かったですね。
このあと紹介するのですが、この場所はプラス千円でワイン・ビール・ハイボールなどのお酒が飲み放題ですので、カップルでお酒を飲みながら語らうには最高のシチュエーションですよ。
プラス千円でアルコール飲み放題
こちらのホテルは宿泊した時点でソフトドリンクが飲み放題なのですが、プラス千円払うとアルコールも飲み放題となります。
ビールやハイボールはもちろん、ワイン、シャンパン、焼酎にジンなど主なお酒は全て揃っている贅沢っぷり。お店で呑めば一杯600〜800円はするお酒ですから、あっという間にもとが取れてしまいます。
領収書を見せれば何度でも出入り自由
千円払った時に受け取った領収書を見せれば、滞在期間中は何度でも出入り自由なのも嬉しい点です。
私はホテルに到着してすぐ温泉につかったあと、ここでビールとシャンパンを飲み、外で食事して帰ってきてから、ふたたびここでシャンパン、ワインを一杯ずつ。
さらにはブルーキュラソーと無料のソフトドリンクでカクテル「スカイ・アンド・シー」を作って飲みました(パイナップルジュースはなかったのでオレンジジュースで代用)。
完全に飲みすぎたけど満足感がすごい。
ディナーメニューもあり
別料金になりますが、このラウンジで頂けるディナーメニューもあります。
出掛けるのがおっくうになったら、このオシャレなダイニングでカトリーナ風ピザやオマール海老のパスタ(季節限定)を頂きながら、ワインやビールを飲み放題で頂くのもおすすめですよ。
晩御飯は別府の街に繰り出そう
上記のように一応ディナーメニューはあるのですが、アマネク別府ゆらりの基本方針としては、夜は別府の街の飲食店で食べて、ホテルだけでなく別府の街全体を楽しんで欲しい、というコンセプトがあります。
今回はそのコンセプトに従って、別府の居酒屋さん「食道楽とさか」で夕食をいただきました。
別府の街を一望できる大浴場とインフィニティプール
宿に到着してすぐに大浴場にはいりました。
大浴場はすばらしい眺望と泉質の良さが特徴
大浴場は内風呂と外風呂があり、いずれもガラス張りで別府の街を見渡せる眺望の良さです。
さらにさすがは別府温泉と言うべきか、お湯がなめらかで少しトロッとしており、泉質の良さが際立っていたのも嬉しかったです。前日に別のホテルで温泉ではない浴場に入ったので余計に違いが際立ちましたね。
温泉の温度も熱すぎず冷たすぎず、ちょうどよかったです。いつまでも入っていたい温泉でした。そしてすっかりあたたまったらラウンジでビールとシャンパンを飲みましたが、もう最高でした!
サウナは大浴場だけでなく屋上テントサウナも
浴場のサウナは男性のみですが、屋上にはフィンランド式のテントサウナもあります(PM6:00〜PM22:00 水着持参)。
本格サウナでしっかりと汗をかいた後は、屋上からの眺望を見ながら温泉インフィニティプールでクールダウンするのは最高の体験です。
バス・トイレ別のおしゃれで眺望の良いお部屋
お部屋は「スーペリア ツインルーム」を選択。実ははじめはスタンダード ツインルームを予約していたのですが、ブッキングドットコムのアプリがプラス55円でお部屋をグレードアップできると提案してきたので、提案を受け入れて一つ上のお部屋にランクアップしました。
結果これが大正解。アマネク別府ゆらりは3階〜13階までがゲストルームなのですが、今回宿泊したのは10階でした。
グレードアップしていなかったらもっと低い階だった可能性が高いので、ブッキングドットコムの提案を受け入れてより良いお部屋に宿泊することができました。
お部屋は特別広いわけではないのですが、清潔なのはもちろんのこと、ウッドを使った明るい配色や、シックな壁の色、遠くに湯けむりが立ち上る温泉街の景色が見渡せる眺望など、いずれも満足しました。
アマネク別府ゆらりスーペリア ツインルームの全体の様子をさっと知りたい方は以下の動画をご覧ください。
浴衣や上着がカラフルでおしゃれ
飲み放題やラウンジのおしゃれさに比べると地味なサービスですが、個人的に嬉しかったのはお部屋に置いてある浴衣がおしゃれなこと。
さらに上の写真にあるように、好きな浴衣を選ぶこともできます。恋人とおそろいの色であわせるのも良いですし、それぞれ好きな色を楽しむのもいいですね。
また子供用の浴衣もあるので、家族で宿泊される場合は、お子様が気に入った浴衣を着せてあげればきっと喜んでくれることでしょう。
この浴衣、いずれもシンプルでデザインが良く、お部屋はもちろんラウンジのデザインにもよく合います。
実際、私服だけでなくラウンジで浴衣を着てゆっくりすごしておられる人もいらっしゃいました。
美味しくておしゃれな朝食
朝食はダイニングで
朝食会場は昨晩飲み放題を満喫したダイニングです。昨夜の余韻にひたりつつ朝食をいただきます。
なおチェックイン時に朝食を食べる時間を聞かれるので、その時伝えた時間内に会場に行く必要があります。ちなみに私は寝坊してしまいましたが電話がかかってきてあわてて食べに行きました(汗
和食と洋食から選んで、サラダやパン、ジュースは好きなものを
会場到着後、ホテルマンによって席に案内していただきます。着席すると和食か朝食か聞かれますので好きな方を選んで、あとはパンやサラダ、ドリンクを自分で持ってくるスタイルです。
特に春巻きが美味しかった。一個じゃなくてもっとたくさん食べたかったなあ。
ちなみに私は洋食を選びましたが、パン、コーンスープ、オムレツにスムージーといずれも美味しくて満足しました。
宿泊料金
今回の宿泊料金は以下のとおりです。宿泊料金は一人あたり約¥12,000 。アルコール飲み放題のために追加でひとり千円支払っているので、最終的には一人当たり約¥13,000となりました。
宿泊人数 | 2名 |
スーペリア ツインルーム | ¥22,140 |
消費税 | ¥2,214 |
合計料金 | ¥24,354 |
まとめ
大分県別府市 別府温泉にある「アマネク別府ゆらり」をご紹介しました。別府温泉というと旅館というイメージが強かったのですが、ここのホテルは大変オシャレな空間でした。
特に1階ダイニングと14階大浴場、屋上インフィニティプールなど、カップルの旅を盛り上げてくれる要素が満載です。
ホテルマンの接客も親切で丁寧ですので、パートナーも喜んでくれるはず。
カップルや夫婦はもちろん友人同士の旅行にも、是非「アマネク別府ゆらり」をおすすめします!
フロアインフォメーション: 客室は3F〜13F、2階にはフィットネスジムも
各階の施設はエレベーターのインフォメーションを写真に撮ったので詳細はこちらをどうぞ。ゲストルームは2階〜13階、温泉大浴場は14階、そして屋上にインフィニティプールがあります。
また今回は使いませんでしたが2階にはフィットネスジムもあります。
アマネク別府ゆらり周辺の観光地
地獄温泉巡り
別府温泉といえば地獄めぐりですね。特に人気が高いのは血の池地獄と海地獄で、どちらも天然の成分に寄って真っ赤と真っ青な色なんです。
温度が高すぎてお湯に入ることはできないですが見るだけで十分楽しめますよ。
各地獄(?)には売店があって軽食やお土産を買うことができます。上の写真は海地獄で買って食べた温泉玉子。ちょうどいい茹で加減で美味しかったですよ。
色のインパクトでは「血の海地獄」が真っ赤でインパクトありますし、湯気の立ち上る勢いでは「海地獄」がすごかったです。
みはらし坂
別府温泉からちょっと高台にいったところに「みはらし坂」という看板がおいてある場所があります。
別府温泉は街中のいたるところから湯気が上がっていますが、その様子を見たい、写真に取りたい方は是非こちらに立ち寄ってはいかがでしょう?
別府湾ドライブインで「とり天カレー」を食べる
別府温泉から北九州方面に向かう高速道路の途中に「別府湾ドライブイン」があります。
ここのレストランでは毎日AM11:00から数量限定で、別府名物とり天が入った「とり天デミカレー」を食べられます。
カツカレーと似たようなビジュアルですが、乗っかってるのはとり天! サクッとしたとり天とカレーの組み合わせが美味しかったです。
別府からの帰り道、最後にもう一度別府名物を味わってはいかがでしょう。
別府温泉と言うとなんとなく日本的な温泉地をイメージしますが、アマネク別府ゆらりはとってもオシャレなホテルでしたし、周辺の観光地も楽しかったです。とくに地獄巡りは絶対に行ってみる価値がありますよ!
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
参考: 別府温泉について
別府温泉は、大分県別府市にある日本有数の温泉地です。豊富な湧出量と多様な泉質が特徴で、別府温泉をはじめとする8つの温泉地からなる「別府八湯」があります。
別府八湯は、それぞれに個性的な風情や効能を持ち、いろんな温泉を楽しむことができます。例えば、海岸沿いにある浜脇温泉や観海寺温泉では、海の眺めを楽しみながら入浴できます。
明礬温泉や鉄輪温泉では、噴気や噴水などの間欠泉現象を見ることができます。
また、「地獄めぐり」と呼ばれる観光コースでは、高温の源泉や色鮮やかな池などの自然現象を見学できます。
別府温泉は、歴史も古く、平安時代から湯治場として栄えてきました。江戸時代には大名や武士たちも訪れており、幕末には西郷隆盛や坂本龍馬も入浴したと言われています。
明治時代以降は近代的なホテルや旅館が建設されて観光地化しました。
別府温泉は、周辺にも自然や文化の魅力が満載です。阿蘇くじゅう国立公園内にある鶴見岳や志高湖などの景勝地や、国宝・由布院金鱗湖堂本尊阿弥陀如来像を祀る由布院金鱗湖堂(金鱗山)などの歴史的建造物もあります。
参考:別府温泉の立役者「油屋熊八」について
あなたは別府温泉がこれほど有名になった立役者「油屋熊八」をご存知でしょうか? 上の写真は別府駅前にある油屋熊八の像です。
油屋熊八さんは明治から昭和にかけて活躍した実業家で、「日本観光の祖」とも呼ばれます。
彼は愛媛県出身で別府に移住後、亀の井ホテルを創業しました。また「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」という言葉を作り、別府温泉を全国的に有名な温泉地にしたのも彼です。
そして由布院の温泉保養地としての魅力にも気づき、道路や水道などの整備にも貢献しました。油屋熊八さんは、別府温泉の発展に大きな役割を果たした偉人ですなんですよ。
別府駅に寄られた際には上の写真の像の裏に彼の功績が書かれているので、ぜひ読んでみてくださいね。
アマネク別府ゆらり 基本情報
ホテル名 | アマネク 別府ゆらり |
住所 | 〒874-0934 大分県別府市駅前本町6-35 |
TEL | 0977-76-5565 |
メール | inn@amanek.jp |
客室数 | 191室 |
チェックイン | 15:00〜24:00 |
チェックアウト | 11:00 |
ペット | 不可 |