2022年10月、大阪の西成にある「OMO7大阪 by 星野リゾート」に宿泊してきました。
宿泊してわかったのですが、このホテル、星野リゾートならではのテンションが上がる演出と、星野リゾートらしからぬリーズナブルな宿泊料金を兼ね備えた最高に楽しいホテルでした。
本記事では実際に宿泊したライターがOMO7大阪のお部屋、朝食、設備、そして周辺のお店や観光地のレポートをお送りします。
ホテル周辺の美味しい串カツ屋さんや水族館、神社やお城などの観光地もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
OMO7大阪 by 星野リゾートOMO7の駐車場について知りたい方は「駐車場について」をご覧ください。
OMO7大阪 星野リゾート 概要
OMOは旅先のテンションが上がるホテルを目指して作られたブランド
OMO7大阪は2022年4月にオープンしたばかりの、大阪市西成区で星野リゾートが運営するホテルです。星野リゾートには「界」や「リゾナーレ」など複数のブランドがありますが、OMOは4つめのブランドとなります。
OMO(オモ)ブランドのコンセプトは「旅先のテンションを上げる」ホテルです。
これ、もともとは星野リゾートが旅行者の動向を調査して、旅行先の宿として有名旅館よりもビジネスホテルを選ぶ人が増えていることがわかり、一方でビジネスホテルを選ぶ人の最大の不満が「テンションが上がらない」だったことから、テンションの上がるホテルを作ろう!となったのが始まりです。
星野リゾートの新ブランドホテル、「OMO」について星野佳路代表に聞く
OMOブランドにはOMO1〜OMO7までのクラスがあり、最高クラスのOMO7は大阪と北海道旭川の2箇所です。
* 2023年春、OMO7高知がオープンしていますが、以前からあったホテルの運営のみ行う形態で、デザイン等が星野リゾートっぽくありません。2024年春に改装予定ですので、高知のOMO7は2024年春以降がおすすめです。
新今宮駅からホテルへ
それではここからは、実際に私が宿泊したプロセスを体験していただきます。
今回私は島根県松江市の松江駅を出発、そこから特急と新幹線で新大阪に到着し、野暮用を済ませてからOMO7大阪のある新今宮駅に着きました。どこから向かうにしても「新今宮駅」を目指して進めば、もうそこにOMO7大阪があります。
エントランスからロビーへ
パジャマとアメニティを選ぶ
OMOベース
エレベーターを使ってお部屋へ
廊下は照明を上手に使ってあって良い雰囲気です。部屋番号の表示は大阪にちなんだ形で表現されていました。
別のお部屋も(2023年6月追記)
上記のお部屋に泊まってから10ヶ月後、ふたたび宿泊する機会があり、今回は11階のお部屋でした。
さきほどのお部屋はベッドが2つ並んだツインでしたが、こちらはベッドが縦に2つ並んだツイン。恋人同士なら12階のベッドが並んだお部屋が良さそうですが、こちらは縦に分かれていて、お互いのイビキなどの音を気にせずにすむのでそういう意味では良いですね。
大浴場「湯屋」
大浴場は同じ敷地内の別の建物にあります。浴場の天井は一部が透明になっていて、夜は星空、昼は青空が見えるなど工夫されています。
お風呂は「熱めのお湯」「ぬるめのお湯」「寝湯」の3パートに分かれていて、自分の好みのお湯につかれます。また、寝湯は天窓の真下にあって、寝転ぶとそのまま星空が眺められる位置なのが楽しかったです。
プロジェクションマッピング
夜はホテル全面を使ってプロジェクションマッピングが行われます。これだけでも街の雰囲気がちょっと明るくなる感じがします。
朝食
朝食は「ビュッフェタイプ」と「カフェタイプ」の2種類があり、食べる場所も違います。会場はいずれも1階にありますが、カフェタイプを選んだらOMO CAFE & BARで、ビュッフェタイプを選んだら奥にあるダイニングで頂きます。
私はOMO7大阪に2回宿泊しましたが、カフェタイプとビュッフェタイプの2種類を食べてみたので、それぞれご紹介します。
カフェタイプの朝食
カフェは軽食ですが、そもそも私は朝食をめったに食べないのでこれで十分満足感がありました。「朝食は好きなものを選んでしっかり食べたい!」という場合はビュッフェタイプが良さそうですね。
朝食の服装はパジャマではなく、自分の服がいいでしょう。パジャマで食べてる人は居ませんでした。
ちなみに今回、私がカフェの店員さんに「外で食べても良いんですか?」って聞いて「もちろんです!」って答えてくださった店員さんの嬉しそうな表情が印象的でした。やっぱ用意しているサービスやホテルの機能を使ってもらえると嬉しいものなのかな?
朝食を終えたら11時丁度にチェックアウト。新今宮駅から観光施設巡りに出発。初めての星野リゾートを満喫しました。まさにテンションを上げてくれるリゾートホテルって感じです!
ビュッフェタイプの朝食
続いてビュッフェタイプの朝食もご紹介します。こちらはカフェタイプに比べて選択肢が多く好きなだけ食べられるので、朝食をしっかり頂きたい方におすすめです。
ビュッフェはオシャレながらも大阪のダシ文化を重視した味付けで、普段は朝が食べられない私でも食欲全開で頂けました。
炭水化物は白米やパン、ミニハンバーガーなど選べますが、きつねうどんが珍しくて屋台風の場所で注文。昨晩お酒を飲んだ胃に染み渡るようでした。
OMO7大阪 by 星野リゾート周辺の食事
夕食は串カツを食べに「王将倶楽部」さんへ
夕食は大阪の知人からお薦めがあった「王将倶楽部」さんへ行きました。ちなみにこのお店、OMO7大阪のツアーに申し込むと連れて行ってもらえるお店なのだそうです。
ホテルに帰る前に近くの弓矢を打てるところで腕試し
串カツ王将倶楽部の近くにあった弓矢で遊べるお店で遊びました。私が撃ったのは右から2つめの的。これ、以外に難しくてまず狙った所にいきません。その分当たった時はめっちゃ嬉しい!
ちなみに私が撃った右から2つ目の的はそこそこ当たってます。才能あるかも笑
OMO7近くの屋台でもう一杯
もう少し飲みかったので、OMO7と近くのファミリーマートの中間地点にある、高架下の屋台でもう一杯。
屋台の写真はとってなかったのでストリートビューを置いておきます。通路の左側が物置みたいに見えますが、ここが夜には屋台になります。
飲んだ後で〆にラーメンもいただきました。酔っててうろ覚えですがラーメンは「火山トッピング」みたいなやつができたので、それを注文。辛くて野菜たっぷりで美味しかったです!
この後、部屋に戻って泥のように眠りました。いやーディープな大阪を堪能しました! 最高っ!
OMO7大阪 by 星野リゾート注意点・デメリット
宿泊にあたって特に不満な点はありませんでした。
強いて言えば、街中のホテルなので車で行った場合は駐車場料金が1泊1,000円かかることぐらいでしょうか(私は電車でしたのでかかっていません)。
あとは、もともとの街の性格もあって深夜に出歩いたりするのは避けた方がいいかもしれません。後で聞きましたが同行者が深夜にコンビニに行って酔っ払いに絡まれたようです。すぐに解決したようですが、一応注意が必要と思います。
あと、OMO7からは少し離れてますが、大阪の人が「三角公園には近づくな」と言ってました。三角公園には言っちゃダメらしいです。なぜかは教えてもらえませんでした(汗
ただ、OMO7大阪の周辺は、現在は治安もよく、特に危険は感じません。OMO7近くの高架下の屋台にも旅行者らしき人がたくさん来ておられました。あぶない所にわざわざ近づかなければ大丈夫と思います。
大阪市西成区ってどんなところ?
大阪市西成区に星野リゾートがホテル建設を決定したことは地元の方々にとっては驚きだったようです。なぜなら西成区は、過去には労働者と警察の間で暴動が起こるなど、現地では治安の悪いエリアとして認識されていたからです。
しかしながらその後、かつて橋下徹氏が大阪市長時代に行った「あいりん地区浄化作戦」を機に街の雰囲気もかなり変わってきたようです。
『暴動』『違法露店』『不法投棄』など問題山積だった労働者の街 変貌する「西成・あいりん地区」のいま
OMO7大阪のコンセプトは「大阪の街と一体となり大阪の魅力を発信していくホテル」
OMOブランドについて星野リゾートは、「地域に魅力的な観光コンテンツがすでに存在する。そういった地域の飲食店、観光施設、アクティビティ提供業者らと競合するのではなく協力し、ホテルと地域全体を1つのリゾートとし、宿泊客にテンションを上げてに楽しんでもらうこと、その魅力を発信していくことを「OMO」ブランドの目標にしている。(星野社長)」というコンセプトのホテルです。
周辺には串カツ屋さんを始め、魅力的な飲食店がたくさんあります。ホテルのサービスだけでなく、周辺の街の文化も一緒に楽しんでほしいというのがOMO7大阪のコンセプトです。
最後に
星野リゾートに宿泊したのは初めてでしたが、お部屋、朝食から周辺の食事・観光施設まで、本当に楽しかったです。
ホテルのエントランスに入ってからロビー、お部屋、朝食会場やホテル前の開放された広場までデザインや演出を徹底的に工夫し、お客を楽しませよう、テンションを上げてあげようという心遣いがすごく伝わってきました。
星野リゾートは宿泊料金が高いというイメージがありますが、OMO7大阪に関しては「ビジネスホテルよりは少し高いけど、高級ホテルよりは宿泊しやすい料金」ぐらいの価格帯です。
これぐらいの価格帯だと、旅行先で泊まるホテルとしても良いですし、関西エリアの人が自分へのご褒美として宿泊するのも楽しいと思いますよ。
OMO7大阪 by 星野リゾート宿泊料金
今回の宿泊料金
以下は今回の宿泊明細です。1部屋に何人宿泊するかで金額変わってきますが、今回は1人1室で宿泊しました。1部屋複数人で宿泊すれば1人あたりもっと安い価格で泊まれますよ。
- 人数:大人 1 名
部屋名:ツインルーム
おもたび。(朝食:OMOカフェ&バル/入浴券付)<おひとり様優待>
料金:
大人 ¥19,450 x 1 名
1室合計: ¥19,450
現在の最低料金
以下は楽天トラベルから取得した、一人あたりの最低宿泊料金です。
駐車場について
OMO7大阪の駐車場
1階エントランス正面に駐車所があります。以下は公式サイトに掲載されている2024年2月時点での情報です。
収容台数 | 乗用車 68台、バイク5台 |
予約 | 先着順・予約は不可 |
料金 | 30分 300円 24時間最大2000円 (繰越有り) |
EV充電 | 1,000円(24時間利用可) 200V/6kw×2 |
EV充電予約 | EV充電の予約はこちら |
支払方法 | 現金又はクレジットカード |
近隣の有料駐車場
駐車場が満車の場合は近隣の有料駐車場に駐車することになります。
今回は車は使いませんでしたが、調べたところOMO7大阪の近くの有料駐車場は「みんなの恵美寿西パーキング」「Dパーキング」が近く、料金もOMO7の駐車場に停めるより安いです。
以下にネットで調べた料金とGoogleマップへのリンクを置いておきます。
昼間 | 60分 / 200円 |
夜間 | 60分 / 100円 |
昼間最大料金 | 700円 |
夜間最大料金 | 300円 |
OMO7まで | 徒歩3分 |
昼間 | 60分 / 200円 |
夜間 | 60分 / 100円 |
昼間最大料金 | 平日 800円 休日 1000円 |
夜間最大料金 | 300円 |
OMO7まで | 徒歩4分 |
OMO7大阪 by 星野リゾート概要
OMO7大阪 by 星野リゾート総客室数 | 436室、1棟 |
送迎 | なし |
クレジットカード | Visa、Mastercard、JCB、 American Express 銀聯 UnionPay、ダイナース |
客室定員 | 1〜6名 |
チェックイン / アウト | 3:00 PM / 11:00 AM |
駐車場 | 乗用車68台 (30分200円、24時間最大1,000円) バイク5台 (無料) 満車の場合は近隣の有料駐車場(提携ではない) |
大浴場「湯屋」 | 6:00AM~10:00AM/3:00PM~0:00AM/ 宿泊者限定/入浴料1,000円(予約時に注文可) |
こども添い寝 | 6歳まで、1室あたり定員と同数まで可。 |
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