はじめに
北海道は札幌や函館をはじめとして人気の観光地ですが、島根からだとどういう経路で行けばいいか、ちょっと考えますよね。距離も遠いし飛行機がいいけど、そうすると結構高くて躊躇してしまいます。
今回の記事では島根から北海道に旅行に行くにあたっての交通手段で、できるだけ早く楽に到着できて、かつ交通料金の割引を最大限受けられる方法を書いてます。皆さんの参考になれば幸いです。
料金・所要時間の比較
以下に、ある日の各交通手段での往復料金と、片道あたりの所要時間をまとめました。なお、料金・所要時間いずれも季節や曜日、連休等の条件に左右されますので、あくまで参考程度のものとしてみてください。
料金(往復) | 片道の所要時間 | |
飛行機(ウルトラ先得) (おすすめ!) | ¥55,820 | 3〜5時間 |
飛行機(JAL特別乗継割引) | ¥65,020 | 3〜5時間 |
自動車 + 高速道路 | ¥50,240 | 25時間 |
特急列車 + 新幹線 | ¥76,968 | 15時間 |
島根から北海道へ行くには飛行機がお薦め
先に結論を書いておきますと
- 島根から北海道への交通手段は特別な理由がない限り、飛行機を選ぶのが良いと思います。
- 飛行機・レンタカー・ホテルをまとめて楽に手配したい場合はフリープランのツアーパックがおすすめ。
- 旅程やホテルの部屋のクラスを自分で選びたい場合は、飛行機・レンタカーを個々に自分で抑えるのがおすすめ。
ツアーパックで楽に全部抑えてしまいたい方は以下からどうぞ。
以降で詳細を記載いたします。
移動手段の選択
飛行機
結論から言って、島根から北海道へ旅行する経路は飛行機一択です。
島根から行く場合は出雲空港(JAL)と米子空港(ANA)、石見空港(ANA)、隠岐空港(JAL)がありますが、隠岐以外は料金に大差なさそうです。隠岐は少し高いですね。また、飛行機で行く場合、直通便は無く基本は羽田空港での乗り継ぎとなります。ただし出雲空港からは8月に期間限定で直通便が出ることもあるので、一応公式サイトで調べてみると良いと思います。
この記事を書いている2022年はJALが8月限定で直通便を出していました。ちなみに直感に反して直通便のほうが乗り継ぎよりもトータルの飛行機代がちょっと高いようです。
所要時間
出雲空港もしくは米子空港から、羽田空港経由で新千歳空港へ行く場合、所要時間はおよそ4〜5時間です。この時間には羽田空港での乗り換え時間を含みます。ざっくりですが、
- 島根〜羽田 : 約1時間30分
- 羽田での待ち時間 : 1時間〜2時間
- 羽田〜札幌 : 約1時間30分
という感じです。もし期間限定で直通便が出ていた場合、1時間程度短縮できるので一応ググってみることをおすすめします。
空港
また北海道は広いので空港もたくさんあります。北海道に旅行に行く人の多くが札幌か函館に行かれると思いますが、対応する空港は以下のとおりです。
- 札幌: 新千歳空港
- 函館: 函館空港
ちなみに北海道の地図を見ていると札幌と函館が近いように見えますが、実際には車で4時間ぐらいかかりますので、くれぐれも到着する空港の選択を間違えないように気をつけてください。
格安航空券
一応トラベルコあたりで探してみると良いと思いますが、出雲空港または米子空港から札幌・函館への格安航空券はなさそうでした。
自動車 + 高速道路(却下)
最もリーズナブルな選択になりそうな、自動車で高速道路を使う方法ですが、結論から行ってこれはボツです。
上のリンク先を見て頂けるとわかるとおり、なんと高速を使っても25時間かかります。これでは移動でまる一日、というか睡眠時間入れるとほぼ丸2日潰れてしまいますし、到着した頃には運転手はもちろん、同乗者もクタクタですね。
自動車は料金面では有利だけど…
例として、松江から札幌までは北陸方面を通ると 1,658km で、仮に燃費が20km/lだとするとガソリン消費は82.9L、この記事を書いてる段階でガソリン代が158円だとすると、片道で約13,000円のガソリン代、往復ならガソリン代は26,000円となります。
さらに高速代金が片道でETC料金では ¥12,120 となり、往復の高速料金は ¥2,4240 です。
往復のガソリン代+高速料金は ¥50,240 となります。現地でレンタカーが必要ないことも含めると若干お得、2名以上で乗るならかなりお得ですが、やはり片道24時間は、実質丸2日、往復ならまる4日は運転し続けることになるので、「水曜どうでしょう」みたいな事でもしたい人以外はおすすめはしないです…
新幹線 + 特急(却下)
次は新幹線と特急を使う方法です。こちらも結論からいきますとボツですね。
自動車よりはまだマシですが、それでも15時間以上かかります。もうひとつ考えられる方法として、夜行列車(サンライズ)で夜間に東京まで移動しておいて、そこから東北新幹線で札幌に向かう方法もありますが、これも結構疲れる上に、料金面でのメリットもほぼ無いので、やめたほうが良いと思います。
新幹線は飛行機より料金が割高
なお、乗り換え案内で調べたところ、日によって変動はありますが、松江〜札幌に行くのにかかる料金は片道 ¥42,760 でした。往復割引が1割引きとして往復では ¥76,968 となり、この後ご紹介する飛行機よりも高くなってしまいます。
飛行機料金
出雲空港から新千歳空港までの飛行機料金
飛行機予約をする場合は以下の注意点があります(ここでは出雲空港から新千歳空港へ向かうと仮定して書いています)。
- 大阪乗り継ぎと羽田乗り継ぎがありますが、どちらでも料金は殆ど変わりません。
- 直行便でない場合は、区間1(出雲〜羽田)、区間2(羽田〜札幌)、区間3(札幌〜羽田)、区間4(羽田〜出雲)の4区間を選択する必要があります。
- 「先得割引」、「ウルトラ先得」、「特別乗継割引」などと表示されている料金を比較して、最も安い料金を選択するようにしてください。これは登場より数ヶ月前に予約したり、同じ日に特定の目的地へ向かうために便を乗り継ぐ際の割引で、適用すると場合によっては通常料金より半額以下に安くなります。
なお、JALの各割引の予約期限を参考までに置いておきます。当然、早く予約したほうがより高い割引率が適用されますので75日以上前に予約してウルトラ先得を使うのが最も割安になります。
なお、この表は2022年8月時点のものですので、最新の情報を確認してくださいね。
運賃の種類 | 予約開始日 | 予約期限 |
先得割引タイプA | ご搭乗日の330日前の午前9時30分から | ご搭乗日の28日前まで |
先得割引タイプB | ご搭乗日の330日前の午前9時30分から | ご搭乗日の45日前まで |
スーパー先得 | ご搭乗日の330日前の午前9時30分から | ご搭乗日の55日前まで |
ウルトラ先得 | ご搭乗日の330日前の午前9時30分から | ご搭乗日の75日前まで |
特別乗継割引の料金例
なお、飛行機代は季節や曜日、時間帯等によって変動しますが、ためしに2022年9月16日で試してみたら、往復で一人あたり¥65,020 でした。
ウルトラ先得の料金例
3ヶ月以上先の日付を選んでウルトラ先得を選択した場合の往復料金は一人あたり¥55,820でした。特別乗継割引に比べて1万円近く安いですね。
レンタカー
札幌などは鉄道もありますが、やはり広大な北海道で観光を楽しむにはレンタカーがあった方が動きやすいです。次の章でご紹介するツアーならレンタカー予約も含めて旅行会社に任せられますが、自分で予約する場合はレンタカーの予約が必要です。
レンタカーを借りるならご自身が向かう先の空港で借りるのが間違いないでしょう。仮に新千歳空港に着陸する場合
また、ひとつひとつ比較するのが面倒な場合は、じゃらんレンタカーのようなサービスを使うと、登録レンタカーから最も安いものを選択することができます。
ホテル予約
交通手段ではありませんが、ホテルをご自身で予約される場合は、以下のサイトに札幌・函館エリアのおしゃれなホテルをまとめています。良ければ参考にしてください。
ツアーを使う
自分で飛行機やホテル、レンタカーをおさえるのは結構大変です。そんな時に便利なのがツアーパック。ツアーと言っても現地に付いてからの行動はフリーで、行き帰りの飛行機とホテル、現地で使うレンタカーのみを抑えてくれる「フリープラン」がおすすめです。
たとえば以下のリンク先のJTRIPでは、出雲〜札幌間のフリープランツアーを提供しており、飛行機、ホテル、レンタカーを抑えてくれてだいたい7万5千円ぐらいとなります。レンタカーはガソリンを満タンにして返す必要が無く、お得感も高いです。
ホテルも旅行先エリアから自由に選べるなど(追加料金が必要な場合あり)、自由度が高いのも特徴です。
まとめ
島根から北海道への交通手段をまとめました。色々な場合があるので一概には言えませんが、一番楽に必要な交通手段を抑えられるのはツアーパックです。
一方で、ホテルの部屋のクラスを自分で決めたり、「行きは島根〜函館で、函館から札幌に移動して帰りは札幌〜島根に帰りたい」など、旅程を自由にカスタマイズしたい場合は、自分で飛行機、レンタカー、ホテルを抑えるのが良さそうです。
北海道は西日本から旅行するにはちょっと遠いので交通手段に悩みますが、早めに行動して予約すれば比較的リーズナブルに旅行することが可能です。今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。